某有名進学校から朝陽ヶ丘高校に転校してきた村澤憲吾は、 其処で獅堂三里に出会う。
頭が良さそう・・・美人・・・でも、めちゃくちゃ生意気そう・・・で、つい口が滑った。
「俺さぁ〜 お前の事、気に入ったからよ。 一発やらしてくんねぇ？」
それに対して三里は、少しも動じる事無く返す。
「悪いけど、お前にやらせるくらいなら、その辺の犬にやらせるよ」
三里のその言葉で、村澤の犬になるための奮闘が始まる。
優しくて、頭が良く、そのうえ美人。全校生徒に慕われ、信頼されているはずの三里が、
性格最悪と思えるような言動で、村澤を日々翻弄するのだが。
それにもめげず、くじけず、頑張る？村澤に、三里の心が揺れ始める。
やがて、鉄の意志で防御していた三里の心に微かな隙間が生じ、
三里の、悲しいほどの決意を垣間見えた時、
村澤は・・・ただの雄犬ではなく、三里を守る番犬になろうと決心した。
女王様三里・・・の番犬になるための二人の攻防を、
日々のドタバタに交え、時にシリアスに 時に悲しく・・・綴っています。
『犬になる！』 より >>>>
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